過去の桐井戸端BBS (桐ver.5)
3129 桐v5をDRDOSで使いたい sat 1999/11/4-00:17
私のホームページにも紹介していますが、IBMの手のひらサイズのコンピューターPC110での
日記を桐を使って作成しています。
昨日よりDRDOSというフリーのマルチタスクdosで桐を使用してみようと試みていますが、PCDOS7
では問題なく使えた日本語環境がDRDOSではいろいろ問題があることがわかりました。
FEPをWX2を使用して利用していましたが、ECHO入力時に変換結果がわからない。
(さらに通常は桐のファンクションキーが出ているが、FEP立ち上げ時にはFEPのファンクションキーに
変わる。のが出てこない。)
またマルチタスクのDOSということで、メインのコンソールで桐を使用し、別のコンソールでVZを
使用して元に戻すと、桐がハングしているという結果になりました。
どなたかDR−DOSで桐をうまく使いこなしている方がいましたら教えてください。

3155 Re:桐v5をDRDOSで使いたい 佐田 守弘 1999/11/6-02:03
記事番号3129へのコメント
satさん
HPを拝見したところ、モバイルマシンでかなりご活躍の様ですね。
さて、私は残念ながらPC-110もDRDOSも知らないのですが、参考までに述べさせて頂きます。
ご質問の件ですが、桐はDRDOSでの稼働は動作対象外ですので、利用は難しいのではと思います。
この部分について、多分に予測が入りますが、私のコメントを述べさせて頂きます。

●MS-DOSの歴史から
まずこの質問に関係する事として、MS-DOSの歴史について多少触れておきます。
国内で最初にリリースされたMS-DOSは、Ver2.11でした。当時FDでシステムを起動す
るのが普通で、ソフトにバンドルされて売られておりました。
このバージョンはフロッピーベースでの利用としては、完成版でした。
その後、MS-DOSは3.1、3.3、3.3B〜D、5.5(?)、6.0と進化して行きました。
実はここでの進化は、大容量HDへの対応が主たるものです。
つまり、HDでの利用が普通になり、かつ大容量化した時代です。
またMOもこの時期に登場しました。
これらの新しいメディアと大容量に対応すべく、入出力をつかさどるカーネル部分と、formatコマンド
などに改良が加えられたと思います。
事実、初期の2.11と最後の頃の6.0ではシステムファイルのサイズも倍以上に増えていたと思います。

●機能を簡略化したOS
MS-DOSはオペレーティングシステムとしての必要機能を備えていなければならないので、
仮にある目的では使わない機能でも、削るわけには行きません。
しかしながら、一部ではMS-DOSの全機能を必要としない用途もあります。
私が知っているものでいえば、MEGDOSというのがありました。
これは一部のゲームソフトの起動OSに使われていましたし、ゲーム以外の分野でも見た様な
記憶があります。
なぜこの様なMS-DOSでないOSがあるのかと言えば、機能を簡略化して、システムファイルの
サイズを小さくするのがその目的だったろうと思います。
例えばゲームを起動するだけのOSなら、HDを読み書きする機能は不用ですし、MS-DOSの
コマンドもかなりの部分が不用です。
通常のマシンではMS-DOSの機能を縮小する意味はほとんどありませんが、メモリが少ない
モバイルマシンなどでは、その意味があるのだろうと思います。おそらくDRDOSもそういった
機能縮小のOSの1つなのでしょう。

●一般アプリはMS-DOSの機能をほとんど必要とする
桐に限らない話だと思いますが、一般のアプリはMS-DOSの機能をほとんど使用すると思います。
このため、MS-DOS以外の機能縮小型のOSでは、利用に際して様々な制約やトラブルなどが
発生するのではないかと思います。

佐田守弘(KS-00119)

3160 Re:桐v5をDRDOSで使いたい 筒井 祐次 1999/11/6-10:46
記事番号3155へのコメント
初めまして.
私は,DR-DOS をあまり使ったことが無いですが,
ある程度分かるつもり(?)なのでレスさせて頂きます.

DR-DOS は,昔のディジタル・リサーチ(CPMやコンカレントCPM作った)会社のMS-DOS互換OSです.
(マルチタスク化された)
今はフリーで手に入ります.
今は Caldera(Lineo) からだったと思います.

>●機能を簡略化したOS

故に,MEG-DOS みたく機能簡略した DOS ではありませんが,
「かなり」PC-DOS や MS-DOS とは非互換なところがあります.
しかし,Ver.5 の時代(現在 Ver.7.03)は日本語版もあったので,
日本語化が可能です.

まず,日本語入力フロントプロセッサの件ですが,
WX を使うと,使い勝手が悪いでしょう(松がそうですから).
松茸を組み込むために,
KKCFUNC.SYS (もしくはその互換)を使うことを考えた方が良いと思います.
IAS は DR-DOS では結構厳しいと聞いたことがあります.
Windows9x のユーザならば,Win の kkcfunc を使うのも手でしょう.
(KKCFUNC.SYS 版松茸が必要,無い場合は管理工学で購入可能)

あと,マルチタスクについては,
日本語環境で切り換えると画面が崩れるそうです.
故に一旦英語環境に戻り,taskmgrを起動して,
タスクごとに必要なドライバを読み込み日本語化する,
と良いのでしょうが,桐5では試してません.
(Win版からのユーザなので)

筒井祐次
おそらく,桐は無理じゃないでしょうか?

僕は,松6が動き,V-TEXT を使える,かつマルチタスク,
ということで OS/2 Warp を使ってたので,
DR-DOS はこの程度しか分かりません.
知識不十分ですみません.
昨年よりDR-DOS 使いこなしの書籍が1冊出ています(題名忘却).
これに管理工学研究所のソフト(松)について動作例が書かれています.
一度読んでみてはどうでしょうか.

ちなみに今は,ThinkPad 560E 上の Windows 95(OSR2)の
DOS 窓で V-TEXT(SVGA) を何とか動かせるようにしたので,
もっぱら松は Win で使うようにしてます.

3164 Re:桐v5をDRDOSで使いたい(自己レス) 筒井 祐次 1999/11/6-13:48
記事番号3160へのコメント
先ほどの書き込みがちょっと変になりましたが,
広文社「DR-DOS入門」によると,
桐ver.5,Lotus 1-2-3 R.2.5J は動作しなかったそうです.
松ver.6は動作したようです.
3171 Re: sat 1999/11/7-00:31
記事番号3164へのコメント
やっぱりそうでしたか。残念です。123はやはりまるっきりだめでしたが桐はまるっきり使えないわけ
ではないので、どうもあきらめきれません。
kkcfunc.sysやそのあたりのフリーソフトをもう少しいろいろと試してみようと思います。
fepを松茸にするなども試みてみましょう。デスクトップではWIN98を使用
していますが私のモバイル環境で未だにPCDOS7+FILMTN+VZ+桐
という組み合わせが手放せません。
万一うまく行ったらご報告させていただきます。
桐の入門時にはお世話になった書籍の著者であられる佐田さんからも回答を
いただきうれしく思っています。

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