過去の桐井戸端BBS (桐ver.7)
634 桐ver.5の一括処理をver.7に変換したい 別所義一 1998/11/26-19:22
Ver5の一括処理をVer7に変換しているのですが、こちらを直せばあちらが悪いの例え通り全く前に進みません。
そのまま移行というのは現実の問題として不可能に近いのでしょうか、諦めて最初からすべてを作り直した方が賢明
なのでしょうか。
どなたかいい知恵をお貸し下さい。お願いします。
635 Re: ikjun 1998/11/26-21:05
記事番号634へのコメント
「桐Ver5ユーザーのための桐Ver7一括処理ガイド 笠原由紀子」という本を読みました?
かなり詳しく書いてあるようですが?(実はまだ試してないのですが?)
そのまま移行というのは不可能のようです。OSが変わったのだから無理ないと、私は納得しているのですが。

 むしろ、互換性を高くしようとするあまり中途半端な仕様になっているような気がするのですが、どうでしょうか?
私は、作り直す必要があるくらい徹底的に仕様を見直してほしかったのですが!
636 Re: 小松 1998/11/26-21:25
記事番号634へのコメント
>Ver5の一括処理をVer7に変換しているのですが、こちらを直せばあちらが悪い
>の例え通り全く前に進みません。そのまま移行というのは現実の問題として不可能
>に近いのでしょうか、諦めて最初からすべてを作り直した方が賢明なのでしょうか
>どなたかいい知恵をお貸し下さい。お願いします

よろず掲示板には何度かお便りしていますが、こちらは初めてお便りします。
実は私もこの11月からDOS桐データのWIN桐への切り替え作業に忙殺されています。

殆どご参考にならないと思いますが、現時点での私のWIN版桐使用の感想を申し上げます。

私はレコードロックを利用するためにWIN桐に移りました。DOS版ファイルをそのままWIN版に変換して使用しています。
尚、私の事務所のランシステムは、これまでのネットウエア4.12版にウインドウズNTを加えて併用し、WIN桐でのデータはNTサーバーのハードディスク上で使用しています。
使用後まだ1週間足らずですが、テーブル、フォーム、レポートいずれもDOS版をWIN版に変換しただけのものを使用しています。
計算式を多用しない業務日誌、電話日誌等は5台のクライアントパソコンでレコードロック共有使用しても殆どハングアップすることなく使用しております。
しかし計算式を多用している会計処理ファイル等は、頻繁にハングアップが起こり四苦八苦しています。

私は佐田守弘先生の指導を受けているものですが、佐田先生からは、テーブル、フォーム、レポートいずれもWIN版では、DOS版の構造を利用しても、変換ではなく新たに定義から作成すべきと指示されております。
WIN桐v6からじっくり使用している私の師匠格の友人も、WIN桐は不安定であり特にDOS版変換ファイルはよく原因不明のハングアップを起こすとのことでした。

また結合表を対象表としたDOS版帳票は、WIN版に変換しようとすると必ず不正使用したとの表示が出て、桐そのものが強制終了させられ、現時点では、フォーム、レポート変換が全く出来ません。

一括処理に関しては、私が作成したDOS版ファイルは、すべて途中でストップして現時点ではWIN版一括処理の使用が出来ず、全て対話処理で使用しています。
対話処理を繰り返していると一括処理の有り難みが身にしみます。
取りあえず履歴で省力化しようとしたら、なんとフォーム選択が出来ないためフォームを多用する私の方式では履歴が使いものになりません。

「こちらを直せばあちらが悪い」との別所さんのご感想もこんなところから生じているのでしょうね。

突然、話題を変えて恐縮ですが、仙台在住の方で桐愛好者の方にご案内申し上げます。
11月29日(日)午後1時30分から5時30分まで私の事務所(一番町東急ホテル裏旭コーポラス一番町702号室)で、佐田守弘先生を講師としてのWIN桐勉強会を開きます。
但し今回は私の事務所のDOS版一括処理のWIN版移行作業公開講義であり、一般の参加者は募集しないのですが、傍聴希望(原則傍聴だけですので勿論参加費は無料です。)の方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
電話番号は022-266-8257小松法律事務所です。
13坪の会議室で120インチ画面でパソコン画面を表示しながら行いますので講義内容は十分理解出来ると思います。
特に桐熱血愛好者大歓迎です。
637 Re: 別所義一 1998/11/26-21:31
記事番号635へのコメント
コメント有り難うございます。
ご指摘の本を参考に始めてはいるのですが、全くお手上げ状態です。
今使っている一括処理は7,8年をかけて積み上げきたものだけに何とか生かしたいと思っているのですが、おっしゃる通り一部手直しをしながらの移行は難しいようですね。
財務以外の仕事はすべて桐頼りにやっていますので今更システム設計を大きく変更することもできず悩んでいる毎日です。
せめてVer5で使える最新のプリンタードライバーを管理工学が配布してくれれば無理にVer7に移行しなくてもVer5は素晴らしい完成されたデーターベースソフトだと思っているのですが。
639 Re: ikjun 1998/11/26-21:53
記事番号637へのコメント
 ご面倒でしょうが、問題点をひとつひとつ投稿していただけませんか?同じ様なことで悩んでいる方は多いと思われます。
その人たちの参考にもなりますし、私自身もいずれやらなければ、ならないので参考にさせていただきたいのですが?

 桐から、Accessに移ったときのカルチャーショックに比べれば、どうってことないと考えていたのですが、甘いようですね。
642 NDSとバインダリモード はまだ 1998/11/27-00:32
記事番号636へのコメント
小松さん、こんばんは

>私はレコードロックを利用するためにWIN桐に移りました。DOS版ファイル
>をそのままWIN版に変換して使用しています。
>尚、私の事務所のランシステムは、これまでのネットウエア4.12版にウインド
>ウズNTを加えて併用し、WIN桐でのデータはNTサーバーのハードディス
>ク上で使用しています。

 NTサーバで桐を使っておられるということで、何ら問題ないことと思いますが、私のような、NetwareV3.XユーザにとってはNDSで桐が稼動するのか、ということに非常に興味があります。
正式にはバインダリモードにしか対応していないはずですが、将来的にV5のリリースのニュースもあることですし、いろいろなNOSに桐が対応していってもらいたいと思っています。
644 Re: 別所義一 1998/11/27-22:40
記事番号639へのコメント
ikjunさん今日は、早速悩みに箇所を一つお伺いします

名札 売上入力

    画面表示 (22, 1),"* * しばらくおまちください * *",中央,黄,点滅
*−−−−−−−−−−最終伝票番号セット
    表
    表    "管理"
    代入   &管理伝票番号=[伝票番号]
    表    "URIAGE",使用帳票="URIAGE"
    項目集計 [伝票番号]
    条件 (&管理伝票番号<&最大値) 代入 &管理伝票番号=&最大値
   名札 売上入力2
    編集表 2
    選択解除
    行挿入
    位置指定 行番号=T
*−−−−−−−−−−処理行を1行に限定する
    選択   行数=1
*−−−−−−−−−−
    行訂正  [伝票番号]=&管理伝票番号+1
    &管理伝票番号=[伝票番号]
*−−−−−−−−−−本日日付セット
    行訂正  [年]=&年-1900
    行訂正  [月]=&月
    行訂正  [日]=&日
   名札 訂正
    画面消去 ( 1, 1)-(25,80)
    帳票表示
    画面表示 (22, 1)," 終了='表示' 放棄='ESC' 逆戻='SHIFT+←'",黄
*−−−−−−−−−−伝票番号,日付入力
   名札 売上伝票番号
    行訂正  帳票,[伝票番号],終了キー=&処理,枠組み表示=しない
    分岐 (&処理=27),売上キャンセル
   名札 売上年
    &分岐先="売上伝票番号"
    &分岐先2="売上月"
    行訂正  帳票,[年],終了キー=&処理,枠組み表示=しない
    分岐   売上分岐判断
   名札 売上月
    &分岐先="売上年"
    &分岐先2="売上日"
    行訂正  帳票,[月],終了キー=&処理,枠組み表示=しない
    分岐   売上分岐判断
   名札 売上日
    &分岐先="売上月"
    &分岐先2="売上得意C"
    行訂正  帳票,[日],終了キー=&処理,枠組み表示=しない
    分岐   売上分岐判断
*−−−−−−−−−−得意先入力
以上は売上伝票の入力でVer5で使っていた一括処理の一部です。このままVer7で動かしますと伝票番号、年までは移動するのですが年のところでENTERキーを押しますと元に戻ってしまいます。どこを直せば良いでしょうか、ご教示下さい
645 Re: ikjun 1998/11/28-00:11
記事番号644へのコメント
>以上は売上伝票の入力でVer5で使っていた一括処理の一部です。このままVer7で動かしますと伝票番
>号、年までは移動するのですが年のところでENTERキーを押しますと元に戻ってしまいます。どこを直せば
>良いでしょうか、ご教示下さい

えーと肝心の売上分岐判断が書かれてませんので、推測ですが、&処理に26と27以外の数字が入ることになってませんか?
桐Ver7一括処理ガイドの178Pの一番下にかいてありますが、

   [F4](表示)あるいはEnterキーでの確定 26
   Escキーなどによるキャンセル       27

 これ以外の数値は返さないはずです。
少々以前の「矢印キーで終了・廃止について」での私とコマッタさんとのやりとりのツリーが参考になるはずです。
 結論としては、こういった一括処理は基本的に捨てて、マウスオペレーションを使った処理にする以外なさそうだなあと思っているのですが、なかなか抵抗が強いようです。
 私自身は、桐Ver7のサンプルプログラムに入っているものを工夫して修正すれば、特に問題なさそうと思っているのですが?
647 Re: MIT 1998/11/28-00:21
記事番号644へのコメント
>以上は売上伝票の入力でVer5で使っていた一括処理の一部です。このままVer7で動かしますと伝票番
>号、年までは移動するのですが年のところでENTERキーを押しますと元に戻ってしまいます。どこを直せば
>良いでしょうか、ご教示下さい

私はikujunさんのようなベテランではありませんが一括処理を拝見させていただき、コメントさせていただきます。
「年のところで」は 名札 売上年でしょうか?
そうであれば分岐先の売上分岐判断での記述に問題があるかも知れません。
あるいは分岐先の名札名そのものを変えてみてはいかがでしょうか。
それと画面表示コマンドなど実行ウィンドウでないと実行できないものや、いずれ廃止されそうなコマンドはこの際、学習する機会と思って修正してみてはいかがでしょうか?

ところでこの一括処理を拝見するに、年は2桁で処理されているようですが2000年問題等は大丈夫ですか?
私はdos桐時代より西暦は4桁で処理するようにしています。ご存知かも知れませんが桐v7の環境設定の日時型タブでの「高度な設定」に年に1900を足すという設定もあります。

あと余計なお世話ですが、最終行をベースに伝票番号を連番で設定するなら項目集計で設定するより伝票番号の
項目で桐V5なら整列、V7なら並べ替えを実行後に最終行へ移動してその行の伝票番号に+1した方が高速に番号設定できるかと思います。
MIT
663 Re: 前田 1998/11/30-21:41
記事番号634へのコメント
わずかな経験より申し上げます  (v5よりv7へ移行中)
1 お使いの一括処理は膨大な行数の一括処理ではないかと想像します。
 そこで変数を共通等に設定して、ブロックごとの一括処理に区分をしたら如何でしょうか。
2 変数の受け渡し、又文字列、数値等の変換は多少不安定みたいです。
3 整列、絞り込みの定義はかなり安定しているようですので、フォームのボタンなどに処理を多少分割する。

などわずかですが参考になれば、現在私はv5で作成したデータをv7へ送りレポート作成しております。
一気にv7への移行は多少むづかしいでしょう。見慣れた一括処理を拝見しましたので一筆まで
725 桐ver.7への移行のポイント 佐田 守弘 1998/12/5-17:07
記事番号634へのコメント
*****************************************
*****桐ver.5からの移行を考えている方へ*****
*****************************************
詳しい事は私のサイトに掲載してありますので、ここでは簡単に要点というか、考え方のポイントだけを述べます。
(ややドラスチックな言い方ですが、ご容赦下さい。)
●桐ver.5を完全に忘れて下さい。
 桐ver.5から移行しようとする考えをまず捨てることです。
移行しようと考えたら移行はできません。
全てを捨て去る決心をする事が大切です。これで新しい道が開けます。
むしろ敢えて言うなら、Accessに移行する位の決心をする事が肝要です。
●表は桐ver.7で再定義をして下さい。
 表の見直しは必須です。日付の持ち方、表の正規化を含めて抜本的に見直して下さい。
Accessに移行するつもりになればできない話ではないでしょう。
桐ver.5の表定義を引きずる事だけはお止めになった方が良いと考えます。
 そして、表の再定義に徹底的に時間を掛けて下さい。ここがとても重要です。
表の移行が済むまでは、フォームやレポートには手を染めないことです。
●フォームとレポート
 印刷してイメージだけを残して下さい。ファイルそのものは変換するのではなく、削除します。
桐ver.7でフォームやレポートを新しく作り直します。
この際に、どの様にデザインするかと言った点では、印刷しておいた桐ver.5のイメージを参考にします。
これを参考にするだけで、労力の大半が省けるはずです。
その意味で桐ver.5の資産が活かされます。
●一括処理
 これも作り直しです。ただし、取りあえず桐ver.7で読み込んで適当なファイルで保存しておいて下さい。
一括処理の考え方が違います。一括処理の雛形は私が作成したものを利用して下さい。
そして、個別のデータ処理のルーチン(手続き)は、桐ver.5のものを持って来て下さい。
部分的に手直しが要るかも知れませんが、簡単な修正でできるはずです。

ポイントは以上です。
一度桐ver.5から離れ、桐ver.7の感覚で桐ver.5の資産を見直す、これが完全移行のポイントです。
この悟りに目覚めたら、後は簡単です。桐ver.5では面倒だった帳票の定義も実に単純です。
桐ver.7もかなり安定して稼働できますし、MS-DOS版よりも処理速度が早くなるので、2度とMS-DOS版には戻りたくないという心境になるはずです。

「身を捨ててこそ 浮かばれる瀬もあり 桐ver.7」

やや説教めいた話になりましたが、参考になりましたら幸いです。

佐田守弘(KS-00119)

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