過去の桐井戸端BBS (桐ver.9)
21501 イベント・会話・一括処理の違いは何でしょうか 小次郎 2003/07/22-07:46
桐ver9体験版を使用しています。
ネット上で桐に関するホームページを見ていますが
会話・イベント・一括処理の違いは何でしょうか?
また、履歴や道具箱って・・・・
何だかいろんな事ができるようですが
こんな時は、この処理を使った方が良いとかあるのでしょうか?
教えて下さい。
21504 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 悲しげ 2003/07/22-09:55
記事番号21501へのコメント
小次郎さん wrote

会話処理については説明無用かと思います。要するに「逐一手作業で」ってことでしょうね。
一括処理とはいわゆるマクロ処理で、云い換えれば「手作業ではなく自動処理で」あたりでしょうか。
イベントも「手作業ではなく自動処理」を目指しますし、プログラムの中味も殆ど一括処理ですから、広義には「一括処理」となります。

狭義の一括処理はしばしば「古典一括」とも云われてます。
一括処理とイベントの違いは、処理の主導権(トリガ)がプログラム側(プログラム側からユーザに選ばせる)にあるか、
イベント(クリックしただの、キーを押しただの、行訂正するだのと云ったユーザ側の行為)にあるか、あたりとも云えます。
つーか、そうゆう要素もある程度でしょうね。
簡単に云うのは難しい。

履歴は会話処理の一連の手順を登録しておいて自動処理させるもので、
一括処理と会話処理の中間に位置するものと云うか、一括処理の一部とでも云うか。
道具箱ってのは殆ど使ってないのでよく判りませんが、
強いて云えば、履歴の要素的な面もありそうです。

>こんな時は、この処理を使った方が良いとかあるのでしょうか?

一般的に答えることは難しいでしょうね、好みもあるし。
「こんな時」は小次郎さんが個別具体的に尋ねた方がいいでしょう。
そうすれば、そんな時は「この処理を使った方が良い」とかの答えになるのではないでしょうか?
(答える人によっては一括処理とイベントが逆となることもあり)

21505 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 悲しげ 2003/07/22-10:06
記事番号21504へのコメント
つーか、これから桐v9を本格的に使っていくに際して、イベント
と古典一括のどちらを主に勉強していくか、と云うことであれば、
これからは当然イベントの方になると思います。
が、そのためには、まず会話処理に習熟する必要があります。

付言するに、会話処理の手順を自動化したいと云う欲望が出てくれば、
履歴あたりを覚えていくことになるでしょう。
それとイベントを試すに際しても、記述の中味は「一括処理」コマンドですから、
結局はこれらは全てORではなくANDです。

付言2。これから桐v9を本格的に使っていきたいのであれば、
そろそろ製品版を買いましょう。(^^;)

21511 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 小次郎 2003/07/22-17:22
記事番号21505へのコメント
悲しげさんはいつもありがとうございます。
正直に言って一括処理を理解するのは大変だと思っています。
サンプルを見ただけでも頭が痛くなりそうです。
イベント処理についてはどうにかなりそうな気がしています。
やはり製品版を購入して一度マニュアルを読まないとだめでしょうね
マニュアルの他にも書籍があればいいのですが
出版されてないようですね
会社のパソコンにはアクセスが入っているので
データベースソフトを別に購入って言いずらくて
でも桐は簡単でこんな機能があるというアピールしないと
と思いここでいろいろと質問しています
製品版ほしいです

21512 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 悲しげ 2003/07/22-18:08
記事番号21511へのコメント
どもっ、小次郎さん

>正直に言って一括処理を理解するのは大変だと思っています。
>サンプルを見ただけでも頭が痛くなりそうです。
>イベント処理についてはどうにかなりそうな気がしています。

ここはちょっと考えが甘いかもしれません。(^^;)
一括処理よりイベントの方が難しいと仰る方も、特にDOS桐からの(ややヘビーな)ユーザの中には、
少なくないかもしれません(統計を取った訳ではないので数字的根拠はありませんが)。
少なくとも、イベントをある程度使いまわして行くには、
一括処理コマンドの使い方を知っておかないとなりません。
と云う訳で、甘い期待を抱かず(^^;)、心してお勉強を進めて下さいませ。
                  かしこ

21515 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 小次郎 2003/07/22-20:12
記事番号21512へのコメント
げっ!!
そうなんですか
オブジェクト属性のイベントでそこそこと考えてましたが・・
そうですよね
簡単にはいかないですよね
でもエクセルやアクセスのVBAより理解できそうです。
素人の質問にいつも答えて頂き感謝しています
これからもよろしくお願いします

21523 Re:イベント・会話・一括処理の違いは? 佐田 守弘 2003/07/22-22:43
記事番号21501へのコメント
小次郎さん
既に悲しげさんが詳しく述べられておりますが、私からも一言コメントさせて戴きます。
■会話、一括処理、イベントの違い
●会話処理とその補助を行う機能
会話処理は既に分っておられる様に、全ての操作を手作業で行う操作処理方法です。
その時だけの処理を行うとか、どの様に処理したら良いか分らないので、
試行錯誤的にいろいろと試してみる時には、まずここから始まるのでしょう。
丁度、エクセルのワークシートにデータを入れて、様々にデータ加工をしてみたり、
並べ替えてみたり、ある計算式で計算をしてみたり、
グラフを書いてみたりといった様な作業に似ております。

さて、データ処理のやり方が定式化できたら、あるいは販売管理などの様に
始めからやり方が決まっている様な場合、同じ様な操作を何回も繰り返すのは面倒ですね。
そこで、同じ事を簡単に繰り返すための方法がいくつかあります。

道具箱:
絞り込みや選択、あるいは行集計の様な、1つ決めた事を繰り返して行う場合には、
決めた手順(定義した条件名)を入れておく容れ物が道具箱です。
履歴:
道具箱に入れるのは1つずつの道具(条件名)です。
しかし実際の処理では、いくつかの操作をある手順で行う事が多いわけです。
そこで、一度行った手順を記録して、手順通りに再現するのが履歴です。
これはExcelなどのレコードマクロと呼ばれる機能と同じです。
以上の2つは、表編集画面で行う会話処理を補助する手段です。

●イベント処理と一括処理
以上に対して、イベントと一括処理はその自動的に行う処理を更に高度に進めたものと言えます。
両者は似ている部分もあり、異なる部分もあります。

似ている部分:
いずれもコマンドと呼ばれるコマンドを使って記述したプログラムです。
桐の一括処理コマンドは、日本語で記述する点に特徴があり、読みやすいと言う点では利点がありますが、
プログラムを構築する手法と力量はそれなりに求められます。
そのポイントは、「やりたい事」の手順を正しく分析して、プログラムに落し込む事です。
そのためには、コマンドの使い方や、計算式などの記述の力量が必要になります。

異なる部分:
一括処理は予め行う手順を全てプログラムとして記述しておき、
その手順にそって、プログラムで決めた処理だけを行わせるものです。
一括処理は、その一括処理から実行して、一括処理の中で必要な表などを開いてデータ処理を行ったり、
結果の記録や印刷などを行う様に作ります。
ただし、比較的小さなプログラムで、会話処理から呼び出して実行させるものもあります。

これに対してイベントはフォーム編集で行う会話処理の裏で動作差せる裏方プログラムです。
ある値を入力したら、すかさず必要な計算やデータ処理を行って表示させるといった使い方ができます。
つまり、基本はデータ入力をかなり高度にサポートする手段です。
しかしイベントでも、一般的な一括処理で行う様な一連の長い手順を実行させることも可能です。

●一括処理とイベントのどちらを選ぶか
フォーム編集の会話処理上で行うか、始めから一括処理として実行するかの違いから、
使えるコマンドに多少の違いがあります。
(これは状況の違いから生じる違いです。)
そしてプログラムの作り方にも多少の違いがあります。
しかし、作り方さえ分ってしまえば、行える内容にはほとんど違いがありません。
そして、現在の桐についていえば、イベント主体で作るのが主流の方法になっていると言えるでしょう。

佐田守弘(KS-00119)



21526 補足:イベントと一括処理はどちらが簡単か? 佐田 守弘 2003/07/22-23:04
記事番号21523へのコメント
これから覚える場合に、イベントと一括処理のどちらが簡単かについての補足をしておきます。
実は、イベントの方が難しいという人と、一括処理の方が難しいと考える人の2通りに別れる様です。
(メーカーの管理工学研究所は、桐ver.6の開発段階からそれを予想していました。)

・イベントは難しいと考える人
桐ver.5のベテランユーザーで、かなり高度な一括処理を作っていた人の多くは、
イベントに途惑いを感じ、「やはり今後とも一括処理主体で作ろう。」と考えた人が少なくない様に見受けます。
・イベントの方が簡単と感じる人
今まで一括処理を触った事がない人に取っては、イベントの方が簡単に感じるケースの方が多い様です。
少なくともプログラム開発の経験のない人は、イベントから入った方が楽でしょう。

●その違いは
一括処理に慣れて来ている人にとっては、一括処理主体で表などを操作するのが当たり前であり、
プログラムの流れや、処理の分岐、ループなどの方法が自然と身に付いています。
一括処理などのプログラムは、高層建築物を建てる様に、プログラムとしての構造を構築するような形で作り上げて行きます。
そういった「プログラムの形」を自然に構築できる人から見ると、手順の寄せ集めでしかないイベント処理は、
却って訳が分らなくなってしまう様です。

「一括処理の発想からイベントによるシステム構築のための頭の中の大転換」
これには私も苦労した覚えがあります。

一方、プログラムを作った事のない人は、あるテーマが与えられたときに、
頭の中にプログラムの大まかな構造を描く事が至難の業になります。
「とにかく今すぐ必要とする所から作って行きたい」といった、事も比較的簡単に
できるので、イベントの方が親しみやすいとも言えます。

●履歴で作ったコマンドを流用できる
これは一括処理でもイベントでも同じですが、履歴で生成させたコマンド群を
一括処理やイベントの中に流用する事が可能です。

●まずは小さいものから
古い言葉で「百里の道も一歩から」と言います。
始めから「○○システムを構築するぞ!」などと大きな事を考えずに、
まずはチョコっとした手順を簡略化するためのイベント作りから始めてみたらどうでしょうか。
小さな処理を少しずつ積み上げて行く内に、次第に大きなものも作れる様になるかと思います。

佐田守弘(KS-00119)


21532 ありがとうございます 小次郎 2003/07/23-04:45
記事番号21526へのコメント
悲しげさん、佐田さんありがとうございます。

私は、イベント処理のほうがなんとくですが理解しやすいような・・・
オブジェクトの属性でイベント指定すれば手続き定義が出来るし
ただ、悲しげさんが言うように実行する内容の記述に関しては
やはり一括処理並の力量が必要のようですね
ファイルメーカーの書籍を読んだことがありますが
桐のイベントはファイルメーカーのスクリプト
のような(間違っていたらゴメンなさい)感じ?
やはり決まった仕事はプログラム化したいですよね
桐の気に入っている所は、並べ替えキーの多さと柔軟な印刷機能です
最後はある程度その仕様に合った印刷で納品ですもんね
少しずつゆっくりと覚えていきます

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