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28077 入出庫管理、請求明細発行、封筒印刷などをやりたいのですが桐でやるのは難しいでしょうか ザボン 2004/10/31-17:05
はじめまして。

会社で入出庫処理を桐の一括処理(取引先で作ったシステム)で行っています。

私は請求明細や売上データ(日報)を作成する為に、
日々の出庫データをtblからEXCELに移行し、マスターをEXCELでつくり請求等の処理につなげています。

請求だけならEXCELで管理できるのですが、今までの売上等になるとデータの量が多すぎるので困ってます。
桐を利用して管理してみようかと思っているのですが、
マクロなどを理解していないと難しいでしょうか?

桐を使用してやりたいこと:入出庫管理,請求明細発行,封筒印刷

28079 Re:データ管理 宮城 2004/11/01-07:57
記事番号28077へのコメント
ザボンさん、こんにちは。

>請求だけならEXCELで管理できるのですが、今までの売上等になると
>データの量が多すぎるので困ってます。

6万なんぼかの行数制限にかかるという意味ですか?
 もしそうなら、それだけのものを Excelで処理できていたなら、間違いなく楽勝、はるかに楽なはずです。

表操作だけでおそらくすべて処理できるはずです。
桐では「一括処理」といいますが、Excelのマクロのようなもの。
煩瑣な操作を自動化できるものとご理解ください。

28083 Re:データ管理 ザボン 2004/11/01-21:52
記事番号28079へのコメント
宮城さん,回答ありがとうございました。

>6万なんぼかの行数制限にかかるという意味ですか? もしそうなら、
>それだけのものを Excelで処理できていたなら、間違いなく楽勝、は
>るかに楽なはずです。

はい、7万以上の行数があった為、複数のシートを使って管理してました。
その為集計などやりたくてもなかなか処理できず困っていたので
さっそく桐に挑戦してみようと思います。

「一括処理」についての説明も有難うございました。

28084 桐と一括処理 佐田 守弘 2004/11/01-22:15
記事番号28077へのコメント
ザボンさん
答えが大変に難しい質問ですね。そこで、ちょっと目先を変えて、次の様な日常的な質問に置き換えてみます。

・比喩1
郊外に家を持ちましたが、駅まで歩くと30分は掛ります。
通勤するために自転車に乗れる様になる必要があるでしょうか。
・比喩2
サーフィンを始めたいのですが、あいにくと私は泳げません。
サーフィンには水泳をマスターすることが必要でしょうか。

●マクロ機能は必須か
質問文ではマクロと書いていますが、桐ではマクロに相当する機能として
一括処理、イベント、そして履歴などがあります。
・履歴:いわゆるレコードマクロの機能で、操作した手順が登録され同じ手順を呼び出して繰り返せます。
・一括処理:桐のプログラム言語の様なものです。
一括処理主体で桐を使ったアプリケーションを作れます。
・イベント:フォームという編集画面の裏役として実行されるプログラムです。
現在の桐ではイベント主体でアプリケーションを作るのが一般的です。

そしてこれらの3つのプログラム(マクロ機能)では、一括処理コマンドと
呼ばれる命令語を使って記述します。しかしその命令語は日本語で記述する点に特徴があります。
「print」と書かずに「印刷」と書く、そんなプログラム言語です。

さて、質問の件です。
入手庫管理,請求明細発行,封筒印刷といった業務を本格的にこなそうとすると、
イベントないし一括処理で作る必要はあるかと思います。
もしその作業を部下ないしアルバイト社員に明日から完全に任せたいのだとしたら、
ほぼ必須になるかも知れません。

しかしもし御自身で行うのであれば、最初からは必須ではありません。
と言うのは、桐は基本的には会話処理と呼ばれる対話形式で全てが処理できるからです。
会話処理で同じ事を行うのが面倒だと思ったら、その部分だけ履歴を利用しても良いですし、
更には履歴で作ったコマンドを編集して、一括処理ないしイベントに応用するという様に、
逐次発展させながら作り上げて行くことが可能です。
分からない事が発生したら、その度にここで質問されればよいでしょう。
(過去にもそのようにして育っていった方々が少なからずおられます。)

●一括処理ないしイベントは難しいか
ここで冒頭の比喩に戻ります。もし御自身が自転車に乗れたり、水泳ができるとしたら、
それを憶えた時の事を思い出して下さい。
初めて自転車に乗るとか、浮き輪を付けずにプールで泳ぐという事は、
相当のハードルだったのではないでしょうか。でもそれを憶えてしまった今では、
さして難しいこととは感じないのではないでしょうか。

桐の一括処理やイベントのハードルの高さも、自転車や水泳に似ております。
多分最初は「とても難しい」というハードルを感じるかも知れません。

もちろん一括処理やイベントを徹底的に極めようとしたら、これは大変に難題だと思います。
それは競輪の選手になる、オリンピックで優勝するといった目標を掲げた場合です。
桐も、それを職業にしようとしたら、大変に難しいかと思います。

しかし自分の仕事のために桐を使うのであれば、通勤のために自転車に乗る程度の
練習をすれば良いのではないかと思います。

佐田守弘(KS-00119)

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