DOS版とWindows版との比較

1998年 8月16日更新
Windows版ではの操作方法や設定の仕方について、DOS版と比較してどこがどう変わったのかを説明します。
MENU
●一覧表印刷において、行グループを設定した場合、行グループの境界の罫線の種類を指定したい。
●整列と並べ替え
●編集の画面で、ある条件のときに文字色を赤色にしたい。
●位置指定・検索とジャンプ・検索の機能の割り当ての違い
●選択は絞り込みになった
選択は絞り込みになった
DOS版では Windows版では
選択の機能
比較式(比較式で選択する)
条件名(検索条件を設定して選択する)
重複(項目値が同じであるレコードを取り出す)
単一化(重複する先頭のレコードばかりを取り出す)
補集合(選択されなかったレコードを取り出す
指定行(指定するレコードを取り出す)
範囲(指定した範囲のレコードを選択する)
行数(指定した行数分のレコードを取り出す)
文書(項目値に登録されたファイル名の中身を検索してレコードを絞り込む)
絞り込みの機能
比較式
条件名
重複行
単一化
選択行(指定行、範囲)
行数
補集合

文書の選択がなくなったこと以外、機能的には、DOS版とあまり大きな違いはない。
だが、比較式ではより柔軟な式の指定が出来るようになり、(桐ver.6のあれこれ(便利な機能)参照)右クリックのショートカットメニューによる「絞り込み−同一値」や、CTRLキーを押しながら行セレクタで絞り込みたい行を選んでおいてから右クリックして「絞り込み−選択行」を実行することによる絞り込みができるようになった。
位置指定・検索とジャンプ・検索の機能の割り当ての違い
DOS版では Windows版では
1.位置指定の機能
繰り返し
比較式↓と比較式↑
条件名↓と条件名↑
行番号
先頭行
最終行
指定項目
先頭項目
最終項目
文書↓と文書↑
2.検索の機能
比較式
条件名
文書

位置指定での比較式では現在のカーソルの位置から検索するのに対して、検索の比較式では常に表の先頭からレコードを探すようになっていて使い分けがわかりにくかった。
1.編集→ジャンプの機能
行番号
先頭行
最終行
指定項目
先頭項目
最終項目
行マーク1、2の定義
行マーク1、2へ
2.編集→検索の機能
比較式
検索↓
検索↑
条件名
文書検索はなくなり、位置指定では行マークへのジャンプ機能が追加されている。
旧バージョンの位置指定での検索の機能が、Windows版では検索の機能の中にまとめられ、検索の中で先頭検索、後方検索、前方検索ができるようになっている。
編集の画面である条件(例えば項目[数量]の値が0以下)のときに文字色を赤色にしたい。
DOS版では Windows版では
1.[数量]の編集属性項目を新たに用意する。
(例えば[色]という項目でデータ型は文字列)
2.[色]の項目計算式に以下の式を設定する。
#条件選択([数量]<0,”@色2”,1,””)
3./H:表題等→ファンクションAグループF4編集項で
[数量]のところに[色]を指定する。

@色2というのは機能文字といい、データに網掛けや色などの飾りをつけるための文字で、入力モードからファンクションのCグループのF3機能字を選んで入力できる。
1.メニューバーの属性→項目の表示条件→条件編集を選ぶ。
2.[数量]の項目名を指定して、新規行ボタンを押す。
3.条件編集設定のダイアログの条件式のところの▼を押し「負ならば」を選択する。また独自の特殊な条件の場合は、その条件式を書く。
4.文字色の▼を押し赤色に設定する。
文字色だけでなく、フォントや背景色等を変えることもできる。
Windows版では新たな項目を設ける必要もないし、機能文字も使わない。
整列と並べ替え
DOS版では Windows版では
行を指定した項目の内容にもとづいて並べ替えることを「整列」といい、同時に索引も作成する。
言い換えれば、整列を実行するには必ず索引を作成して整列をする。索引を作成し整列をするには、レコード件数が多いと多少時間がかかるが、次回からは作成した索引を実行するだけで瞬時に並べ替えをすることができる。
その目的は
1.レコードを並べ替える
2.検索、照合の実行速度を上げる
3.レコードの重複登録を禁止する
の3つである。
並べ替えには、「索引を使わない並べ替え」と「索引を使った並べ替え」の2通りがある。
1.もっとも単純な並べ替え。
項目名をクリックしてその列全体を反転状態にして右クリック→メニューの中から「昇順で並べ替え」又は「降順で並べ替え」のいずれかを実行する。
これは索引を使わないし、1つの項目でしか並べ替えができません。
2.複数項目で並べ替える。
行操作→並べ替えで並べ替え条件の新規作成を行い、並べ替えをする。この場合、複数の項目で並べ替えをすることができる。ただし、索引は作成されないので、1回限りの並べ替えや処理時間を問わない時に使用する。
3.索引を使って並べ替えをする
まず、行操作→索引定義で索引を作成する。
また、並べ替え条件を同時に作成することもできる。
ただし、索引を作成しただけでは、並べ替えは行われないので、実際に並べ替えを行うには行操作→並べ替えを実行する必要がある。索引定義の時に並べ替え条件を作成してなかったときは、並べ替え条件定義で「索引を使用する」にチェックをつけ、使用する索引名を指定する必要がある。
索引を作っておくことで、並べ替えだけではなく、検索、絞り込み、行集計などを高速に処理することができる。
索引でレコードの重複登録を禁止することもできるが、ひとつの項目に対する重複禁止は項目属性でも設定できる。

DOS版では、索引と並べ替えをセットにして整列という機能としてとらえていたが、Windows版では、索引は各種の処理速度の高速化や重複禁止のために作成し、並べ替えは単にレコードを並べ替える機能と考えるようになった。
なお、桐ver.6でも索引を使って並べ替えを行ったものは整列状態と呼び、索引を使わないものを並べ替え状態と呼んで区別をしている。
一覧表印刷において、行グループを設定した場合、行グループの境界
(そのグループに属する最初のレコードの上側と、最後のレコードの下側)
の罫線の種類を指定したい。
 DOS版では Windows版では
印刷オプションのグループ項目で項目を指定して
同じく印刷オプションの罫線で
周囲の罫線→周囲(太線)
仕切り罫線→横線のみ(点線)
グループ境界横罫→あり(太線)
グループ内横罫→引く
にしておいて、項目飾りで縦罫を適当に細線に
するとかして指定します。
一覧表印刷の属性→書式→表組の詳細で
周囲の罫線(太線)
項目間の罫線(細線)
レコード間の罫線(点線)
項目名行の罫線(太線)
行グループ内の横罫を削除はチェックしない。

また、一覧表印刷の属性→書式→行属性→行グループで
グループ項目の項目名を指定し、(クリックして選ぶ)
右端の方にある空白行挿入をチェックし、(クリックする)
空白行高さは0mmのままで、空白行横罫をクリックして
線種を選び太線にします。
空白行高さを0mm以上に指定することによりグループと
グループの間を広げたりすることもできます。

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